マジックボードを見つける方法【究極のサーフボードを手にするために必要なこと】

『マジックボード』と呼ばれるサーフボードを、聞いたことがありますか? 英語では、Magic Surfboard […]

最終更新日:2018年5月14日

『マジックボード』と呼ばれるサーフボードを、聞いたことがありますか?

英語では、Magic Surfboard。日本語に訳すと、『魔法のサーフボード』です。

『マジックボード』に出会うことができれば、自分が本来持っている力以上のパフォーマンスを出すことができます。まるで魔法がかかったように、サーファーの資質を引き出してくれるのです。

決まった形やシェイプはあるの?

『マジックボード』とは、一体全体どんなサーフボードなのでしょうか。

今回は、『マジックボード』について考えてみました。記事を読めば、『マジックボードを手にするとき』がほんの少しだけ近づくはずです。

【関連記事】波がない!そんな時に実践したい小波サーフィンとお勧めのサーフボード

あなたのサーフィンの才能を100%引き出してくれるサーフボードとは

いろいろなサーフボードに乗ればマジックボードが見つかる

当然のことではありますが、マジックボードと出会うためには、色々な種類のサーフボードに乗る必要があります。

選り好みせず、様々なサーフボードに乗ってみましょう。

どうして色々な種類のサーフボードに乗る必要があるの?

自分のスタイルではないサーフボードでも、乗ってみると新たな発見があるものです。

一番いい方法は、サーフボードレンタルを利用して色々なサーフボードに乗ってみることです。

一般的なサーフボードレンタルは、ソフトトップが多いです。

しかし、バリ島やスリランカにサーフトリップに行けば、色々な種類のサーフボードを借りることができます。決して最新のサーフボードではないですが、マジックボードを見つける手助けになることは間違いありません。

古いサーフボードばかりじゃない?

レンタルショップを利用すると、90年代のサーフボードやどのブランドか不明なものまで、様々なボードを乗り比べることができます。

古いサーフボードに乗ってみると、面白い発見が必ずあります。『古いから悪い』という考えを捨てましょう。

『このサーフボードいいな』

と感じたら、サーフボードのサイズ(ディメンション)をメモしておきましょう。

あなたのサーフィンを劇的に変えるマジックボードを見つけよう

あなたのスタイルにあったマジックボードとは

人それぞれ、サーフィンのスタイルは違います。前足荷重気味のサーファーがいれば、その逆もあります。スピード重視のサーフボードが好きな人もいれば、コントロール重視の人もいます。

その情報はマジックボード探しの手助けになるの?

自分の理想のサーフボードを『イメージ』しておけば、マジックボードと出会うきっかけを作ってくれます。自分がサーフボードに求めるものは何か、考えて見てください。

自分がやりたいサーフィンをまとめると・・・

  • 速い
  • 自由
  • リラックス

の3つになります。

この3つを実現するために必要なサーフボードを考えていくと、自分のマジックボードの概要が少しだけ見えてきます。

僕の理想のサーフボードは、以下のようになります。

  • とにかく速いサーフボード
  • 前足荷重向け(フロントフッター)
  • ボトムに降りていくスピードが早いサーフボード
  • ある程度の重さがあるもの

あなたの理想とするマジックボード(サーフボード)は、どんなサーフボードですか?

最新のサーフボードだけに固執しない

『最新のサーフボードだから優れている』という考えは、捨ててください。

確かにサーフボード素材は進化はしていますが、それが全てではありません。現在のパフォーマンス型サーフボードのほとんどは、後ろ足荷重を念頭に置いたシェイプになっています。

なんでそれがだめなの?

ダメなのではなく、他にも選択肢があることを知っておくべきだと言うことです。

ベストサーフボードにも選ばれた、HydenShapes Surfboardsの『HIPTO CRYPTO』は、前足荷重向けのサーフボードシェイプです。

長年のベストセラーになっているLOSTのラウンドノーズフィッシュも、ノーズ側にボリュームが多くあります。

これらのサーフボードが『ベストサーフボード』に選ばれるのには、確かな理由があります。

どう言う理由?

一般のサーファーが本当にサーフィンを楽しめるサーフボードは、『後ろ足荷重』よりも『前足荷重向け』のものが多いです。

プロであれば、スピードを自分でつける技術が非常に高いため、『後ろ足荷重むけ』のサーフボードでも高いパフォーマンスを発揮することができます。

しかし、一般的なサーファーであれば、『スピードをつけることを手助けしてくれるサーフボード』に乗ることが最善の選択だと言えます。

スピードが簡単に出るとどんな利点があるの?

スピードが自然に出れば、今までできなかったターンも可能になりますし、抜けられなかったセクションも抜けられるようになるからです。

それが結果的に『マジックボードだ』という感覚を生み出すのではないでしょうか。

バレルに入った時も同じで、重要なのはスピードをつけることです。プロがバレルライドをしている動画を注意深く観察すると、前足がノーズよりに置かれていることがわかるはずです。

WSLサーファーのようなパフォーマンスができるサーフボードが、あなたにとってのマジックボードだと決めつけない方がいいと思います。サーフィンのスタイルは1つではありません。

あなたのサーフィンを解放してくれる『マジックボード』は、80年代に作られたファンボードかもしれないのです。

【関連記事】アシンメトリー(左右非対称)のサーフボードでターンが上達【サーフボードシェイプの基礎知識】

あなたの理想のサーフボードとは

マジックボードはひとつじゃない

『マジックボード』は、1つだけとは限りません。もしかしたら、波質によっては違うマジックボードが存在するかもしれません。1つの答えを探し求めるより、3つの答えを探した方がいいです。

マジックボードがあったらどうなるの?

『マジックボード』は、あなたのサーフィンを100パーセント解放してくれます。あなた自身が持つサーフィンの個性を引き出してくれるのが、『マジックボード』です。

アレックス・ノスト(Alex Knost)や、ジェアド・メル(Jared Mell)のようなスタイリッシュなサーフィンかもしれないし、ラリーバートルマンのようなシングルフィンサーフィンかもしれません。

マジックボードを手にするために『ハンドシェイプのサーフボード』をオーダーする

理想のサーフボードが明確にイメージできているのであれば、オーダーメイドで作ってもらうのも1つの方法です。

僕はこの方法で、『マジックボード』を手にすることができました。

参考までに、僕のマジックボードを紹介します。

シェイパーはニュージーランド人のジョーダン・グリフィン(Jordan Griffin)です。ジョーダンは、RVCAにスポンサーされているサーファーでもあります。

ジョーダン・グリフィンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考してください。

【参考記事】ニュージーランドの100%ハンドメイドサーフボードシェイパー 『ジョーダン・グリフィン』

公式サイトはこちら→Jordan Griffin Surfboards

先述した僕の理想のサーフボードは、以下のようになります。

  • とにかく速いサーフボード
  • 前足荷重向け(フロントフッター)
  • ボトムに降りていくスピードが早いサーフボード
  • ある程度の重さがあるもの

この全ての理想を現実のものにしたのが、『ジョーダングリフィンのサーフボード』でした。

マジックボードを簡単に見つける方法
自分の所有するバイクに合わせてデザインしてもらったサーフボード
前足側にボリュームがたくさんあり自然と加速していくサーフボード

マジックボードに必要な特徴は『スピード』

前側にボリュームがたくさんあり、スピードが早いのがマジックボードの特徴
ノーズがテーパーになっているのが特徴
僕のマジックボードはボンザー・シングルフィン
ボンザーのシステムにマッチしたコンケーブが採用されている

僕のマジックボードは、非常に分厚く前側にボリュームがあるサーフボードです。ボンザー・サーフボードが、僕のサーフィンに100%フィットしました。

どんな違いがあったの?

僕のサーフィンレベルは決して高くありませんが、それでも違いがわかるほどの『スピードの速さ』を得ることができます。そのおかげで、今までできなかったターンも挑戦できるようになりました。

このサーフボードは、正真正銘のマジックボードです。

オーダーメイドのサーフボードは、非常にオススメです。シェイパーの方が、自分自身の目指しているサーフィンを熟知しているのであれば尚更です。

【関連記事】ボンザー・サーフボードの勧め【利点や特徴】

まとめ

たとえ手元に『マジックボード』があったとしても、『新たなマジックボード』を探してしまうのが僕たちサーファーです。

究極のサーフボードを探す旅に、終わりはありません。

サーフボード選びに悩むのも、サーフィンを楽しくする理由のひとつです。1インチの長さの違いに一喜一憂するのは、僕たちサーファーぐらいでしょう。

サーフボードそれぞれにも、個性があります。一枚一枚、乗り手に要求されることも変わってきます。

そう考えると、サーフボードに合わせたサーフィンを心がけることも、非常に重要だと言えます。乗り手としてサーフボードの要求に答えていくうちに、今持っている板がマジックボードに変わることも、十分あり得ます。

皆さんの手元に、『マジックボード』はありますか?

それとも今もまだ、探し続けていますか?

Sale

NALU(ナルー) 2015年 10 月号

特集 マジックボードの世界




サイト運営者の紹介

齊藤剣介

サーフフォトグラファー齊藤剣介

1984年生まれ。2012年、ニュージーランドに移住。波乗りに明け暮れながら、サーフフォトグラファーとしても活動している。北海道出身。

サーフフォトグラファーとしての実績
2017 Unsplash awards short listed
2018 Sony world photography Awards commended

※記事内で使用されている写真の大半は、個人で撮影したものではありません。