サーフボードにできたヘコミは直したほうがいい?【解決策と原因解明】

サーフボードには、へこみが必ずできます。傷がつかないように大切に扱っていても、必ずいつの日か『へこみ』ができま […]

最終更新日:2018年7月11日

サーフボードには、へこみが必ずできます。傷がつかないように大切に扱っていても、必ずいつの日か『へこみ』ができます。

下の写真のような薄いへこみは、『プレッシャーディング(Pressure ding)』と呼ばれています。その名の通り、サーフボードの表面が強く押されたことによってできます。

サーフボードにできた薄い凹み

へこみ(プレッシャーディング)の深さは通常1mmから3mmほど、範囲は直径5cmほどだと思います。

へこみができてもサーフボードは使える?

これらの『へこみ』は、パフォーマンスに影響を与えません。わずかなへこみを知覚できるサーファーは、ごく僅かの上級者に限られます。

ボトム側(サーフボード滑走面)であっても同様です。凹みの深さが2mmから3mmほどでは、パフォーマンスの違いを認識するのは難しいです。

『へこみ』によって生じた抵抗よりも、心理的な影響の方が大きいと思います。

『パフォーマンスが下がった』
『ボトム側がヘコんでいるせいか、なんか引っかかる』

と言う気持ちが、ライディングに悪影響を与えます。

少しのへこみでは、パフォーマンスに影響が出ない理由

少し極端ですが、下のイラストをご覧ください。

サーフボードの凹みが与える流体への影響

サーフボードの凹みは、水の流れに大きな影響を与えない

この2つのサーフボードにできたデコボコを比べた時、ライディングに悪影響を与えるのはどちらでしょうか。

答えは間違いなく、一番目の方です。

どうして1番目の方が悪い状態なの?

その理由は、『大きな抵抗がかかるから』です。2番のようなわずかなへこみでは、抵抗はほとんど生じません。

このような小さなへこみ(プレッシャーディング)であれば、ライディングに悪影響はありません。

サーフボードのへこみの原因

ダックダイブ(ドルフィンスルー)の際に生じる

最も多く『へこみ』が発生する場所は、『サーフボードのデッキ部分』です。

デッキ部分にできるへこみのほとんどは、ダックダイブ(ドルフィンスルー)の際に生じます。

どうしてダックダイブでサーフボードが凹んでしまうの?

膝を使ってダックダイブした場合は、特に凹みができやすいです。水中でサーフボードに膝蹴りを繰り返せば、へこむのは当然のことと言えます。

また、ライディング中の強いプレッシャーによっても凹みは生じます。

サーフィンをする以上、『デッキ部のへこみ』を避けることは不可能に近いです。

サーフボードを強く握りしめすぎる

レールにできたへこみは、ダックダイブの際などに強く握りしめすぎた際に生じます。ある程度の握力があれば、サーフボードは意外と簡単にへこんでしまいます。

ワイプアウトした際にサーフボードにぶつかる

ワイプアウトした際にサーフボードが自分の体と強くぶつかり、凹みが生じます。

波のサイズが大きくなれば、サーフボードに与える衝撃も増します。これを事前に防ぐのは、難しいことです。

パフォーマンスに影響は出る?

わずかなへこみであれば、パフォーマンスに影響はありません。

5mm以上のへこみができた場合は、修理を検討する必要があります。破損部がひび割れている場合は、水が侵入するきっかけになることがあります。

へこみがどうしても嫌な人はエポキシ製サーフボードがおすすめ

サーフボードの購入後、新たな『へこみ』ができてしまうのは落ち込むものです。たとえパフォーマンスに影響がなくても、悲しい気持ちになってしまうのは当然です。

『サーフボードがへこみのは絶対に嫌だ』と言う方は、エポキシ製のサーフボードがお勧めです。

どうしてエポキシのサーフボードがオススメなの?

エポキシサーフボードの場合は、ほとんど凹むことがありません。理由は、堅い殻(エポキシレジン)で覆われているからです。

【関連記事】サーフボードの素材とレジンについて【サーフボード自作】

修理方法

今所有しているサーフボードのへこみが気になる方は、ディングリペアも可能です。

プレッシャーディングの場合、UVレジンを使って『へこみ』をパテ埋めするのが一般的な方法です。ただし、修理としては非常に難しいものになります。

小さな凹みの場合は、そのままにしておいたほうがいいことが多いです。リペア屋さんにサーフボードを持っていき、相談して見てください。

【関連記事】初心者でもできるサーフボード修理のやり方!ガラスクロスとUVレジンを使って簡単リペアに挑戦

まとめ

サーフボードのへこみは気になるものです。小さなものであっても、新しいサーフボードにできたらがっかりしますよね。大事にしているサーフボードであればあるほど、ショックは大きいものです。

でも実際は、そこまでパフォーマンスに悪影響を及ぼしません。

皆さんも時々、友人同士でサーフボードを交換し合うことがあるはずです。友人のサーフボードが調子が良く感じた時に、『凹みがあるかないか』なんて気にしませんよね?

完全な新品でない限り、誰のサーフボードにでも『凹み』はあるものです。友人から借りたサーフボードの凹みを、気にしたことありますか?

こんな具合に、『凹んでるのを知らなければ絶対に気がつかない』のが、サーフボードの小さな凹みです。

もしも、サーフボードを貸した友人が『ボトムに引っ掛かりがあるな』と言ったとしても、その原因はフィンの違いである可能性が高いです。

サーフィンのパフォーマンスに影響を与えるのは、小さなへこみよりも大きな出っ張り(フィン)です。

小さなへこみは気にせずに、サーフボードを長く使っていけたらいいですね。

今回の記事は、お気に入りのサーフボードに凹みができてしまった自分のために書いたものでもあります。

気にするのは、もう終わりにしましょう。

それでは、今日はこの辺で。




サイト運営者の紹介

齊藤剣介

サーフフォトグラファー齊藤剣介

1984年生まれ。2012年、ニュージーランドに移住。波乗りに明け暮れながら、サーフフォトグラファーとしても活動している。北海道出身。

サーフフォトグラファーとしての実績
2017 Unsplash awards short listed
2018 Sony world photography Awards commended

※記事内で使用されている写真の大半は、個人で撮影したものではありません。