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代表的なサーファー6人から学ぶ【格好いいサーフィンのスタイルを身につける秘訣】

サーファーには、様々なスタイルがあります。

WSLサーファーのように競技型の動きを目指して練習している方もいれば、アレックスノストや、タイラーウォレンのようにスタイリッシュで洗練したサーフィンに憧れる人もいます。

どうやってスタイルは出来上がるのだろう?

はじめてサーフボードを手にしたその日から、誰もがゆっくりと成長していきます。

なりたいサーファーに憧れて海に通い続ければ、いつの日か必ず自分のスタイルを見出すことができるはずです。 サーフィンのスタイルは、どのように確立されていくのでしょうか。

今回の記事では、代表的なサーファーを5名あげ、それぞれのスタイルについて考えてみます。

それぞれのサーファーが歩んだ道筋を知ることができたら、自分のスタイルを見つけ出す手助けになるはずです。

格好良く上手くなるためには色々な種類のサーフボードに乗ることが重要

格好いいサーフィンのスタイルを持っているサーファーに共通していること、それは『色々な種類のサーフボードに乗っている』ということです。

ライアンバーチ、アレックスノスト、タイラーウォーレンなどのスタイリッシュなサーファーは、ロングボードもショートボードもファンボードも格好良く乗りこなしています。

彼らがやっているのはジャンルを問わない『サーフィン』です。

簡単に説明すると?

ロングボーダー、ショートボーダーと区別して考えるのではなく、純粋に波乗りを楽しんでいます。 採点されることを気にせず、『自由にサーフィンをすること』が、彼らの個性を表現しているのではないでしょうか。

スタイリッシュで格好いいサーフィンを身に付けたいのであれば、ロングボードやファンボードも経験することが重要になってきます。

大事なのは、『純粋に波乗りを楽しむこと』です。 ジャンルを決めつけず、柔軟にサーフボード選びをしましょう。

ジョンジョン・フローレンス (John John Florence)

計2回、ワールドチャンピョンに輝いたプロサーファーです。

天才という言葉がまさに相応しい、才能に溢れたサーファーです。信じられないようなエアーを決めたり、常人にはまずできないターンを見せてくれます。

パフォーマンス型のサーフィンとしては完成形なのではないでしょうか?

アレックス・ノスト(Alex Knost)

アレックスノストはロングボードで特に有名ですが、短いサーフボードにも乗ることがあります。

ロングボードでスタイルが確立されたアレックスの場合は、ショートボードに乗っても、そのスタイリッシュさに変わりはありません。

華麗なスタイルでショートボードを操る姿は、まさに格好いいの一言に尽きます。 もしもアレックスノストがショートボードからサーフィンを始めていたら、全く違うサーファーになっていたはずです。

ロングボードで学んだ技術を、彼なりに短いサーフボードに落とし込むことによって、他の人にはないスタイルが生まれたのだと思います。

ライアン・バーチ(Ryan Burch)

ライアンバーチの場合は、パフォーマンス型サーフィンにも精通した経歴を持っており、そこからロングボードに移行した経歴があります。

近年は、アシンメトリーのサーフボードをシェイプしており、それに乗るライアンは独特のスタイルを見せています。

時折、パフォーマンス型サーフィンの動きも見せ、流れるようなラインを描くのが彼のサーフィンの特徴だと言えます。

ロングボードを経由して自分のスタイルを見出せたのかもしれません。

タイラー・ウォーレン(Tyler Warren)

タイラー・ウォーレンは僕の憧れるサーファーの一人です。

ジャンルを問わずに様々なサーフボードに乗りこなす彼の姿は、まさに『芸術』です。

ジョンジョンフローレンスがアスリートだとしたら、タイラーウォーレンやアレックスノストは『アーティスト』と呼べるのではないでしょうか。

タイラーウォーレンは、波という名のパレットに、自由に芸術を描き出すサーファーの一人だと思います。

ジョエル・チューダー(Joel Tudor)

普段は柔術もこなす天才的ロングボーダー、ジョエルチューダー。

完全にリラックスした彼のサーフィンスタイルは、まさにオリジナルです。

ロングボードで2度、世界チャンピョンに輝いています。 上半身に力みが全くなく、自然体でサーフィンをする姿はまさに天才です。

彼のスタイルは、ノーズライディングというよりは流れるようなライン取りにあるのではないでしょうか。

まとめ

現在のサーフィン業界はWSLを中心に回っているということは間違いはないと思います。

サーファーの半分以上が、WSLの動向をチェックしているのではないでしょうか。 ビジネス的な要素としては、だれもがWSLサーファーに憧れるようにすれば、商品の開発ターゲットを明確化できます。

消費者に、コンペティションサーファーの動きを真似したいと思わせれば、だれもがそうなるために必要な商品を欲しがるからです。

サーフィンは自由です。 サーフィンは、浮力のなさやサーフボードの小ささを競い合うものではありません。一般の人にとって、サーフィンは修行ではありません。

僕たち全てのサーファーが、競技型サーフィンに憧れ続ける必要がないということです。 100人サーファーがいたら100個のサーフィンのスタイルがあっていいんです。

普段サーフィンをしている間に、誰かに採点されているわけではありません。自分の好きだと思うサーフボードに、もっと誇りを持つべきです。

自分の好きなスタイルのサーフィンを、続けていきましょう。

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