オルタナティブボード種類と特徴【サーフボードの選び方】

今回の記事は、オルタナティブボードの特集です。 オルタナティブボードを簡単に説明すると、『パフォーマンスショー […]

最終更新日:2018年10月16日

今回の記事は、オルタナティブボードの特集です。

オルタナティブボードを簡単に説明すると、『パフォーマンスショートボードでもロングボードでもない板』のことです。

オルタナティブの意味を辞書で引くと、このように出てきます。

Alternative(オルタナティブ)の意味

代わりとなる、代わりの。伝統的方法を取らない、新しい。

Available as another possibillity or Choice.relating to activities that depart from or challenge traditional norms.

 

いままでの既存シェイプの代わりになる、一線を画したデザインのサーフボードこそがオルタナ系サーフボードと呼ぶことができます。

例えばどんなサーフボードがオルタナ系?

オルタナティブボードの代表としてあげられるのが、『フィッシュ』や『シモンズ』と呼ばれるサーフボードになります。

ショートかロングかの二者択一だった時代に登場したのが、オルタナ系のサーフボードだったのです。

オルタナ系のサーフボードが誕生したことは、非常に自然な流れだと言えます。サーフィンの歴史は常に、オルタナティブの発想に先導されるかのように変化していきます。

ロングボードから、ショートボードが誕生した時。

シングルフィンから、ツインフィンが誕生した時。

このように、『新しい代わりになるなにか』がサーフィンの歴史を作ってきているのです。

自由に幅広く選択肢があることで、サーファーたちは波乗りをもっと楽しむことができるようになりました。

誰がオルタナティブボードを作っているの?

現在では様々なシェイパーが、自由な発想のもとでオルタナティブボードをシェイプしています。

オルタナティブボードを乗りこなすサーファーの姿は、非常に格好いいです。

こちらの動画は、オルタナボードに乗る金尾レオさんのサーフィンです。サーフィンを純粋に楽しみながらオルタナボードを乗りこなす、最高にスタイリッシュな彼のスタイルは必見です。

オルタナティブボードの種類

オルタナティブボードの定義ですが、必ずしも決まったルールは存在しません。

シェイパーは自由に、『楽しく波に乗るための道具』を削っているだけです。

『代わりになるなにか』を常に追い求めるシェイパーが、サーフボードの未来を作って行くのです。

オルタナボードに欠点はないの?

それぞれのサーフボードには利点や欠点があり、万能なものを探すことは難しいでしょう。しかし、それこそがオルタナティブボードの醍醐味とも言うことができます。

完璧なサーフボードを求めるのではなく、『自由に作られた遊び道具』がオルタナティブボードなのではないでしょうか。

この項では、オルタナティブボードの代表的な種類をピックアップしました。

フィッシュ系サーフボード

オルタナティブの代表としてあげられるのが『フィッシュ系サーフボード』です。

フィッシュ系のジャンルは、様々な個性があるサーフボードにあふれています。厚みのあるレトロのフィッシュやテールの形状が絞られたものなど、挙げ出したら切りがありません。

元々はニーボード用の板として作られたのが定説で、その後サーフボードとして発展を遂げてきました。

フィッシュは、ロングボードのようにグライド感があり、ショートボードに負けない運動性能を持っています。小波から大波まで、フィッシュ系のサーフボードの可能性はとどまることを知りません。

どんなサーフィンができるの?

世界のトップサーファーが、フィッシュ系のサーフボードに乗っている動画をご覧ください。

見事なまでにスタイリッシュに乗りこなしています。この動画内で登場しているフィッシュはレールが薄く、どちらかと言えばモダンなシェイプです。

それでもオルタナティブボードらしさが全開に出ていて、見ていてとても楽しくなります。

 

シモンズ系サーフボード

フィッシュと同様に、オルタナティブボードとして有名なのが『シモンズ系サーフボード』です。

どんな特徴があるの?

テール部分をまっすぐに切り落としているのが、シモンズの特徴的なシェイプになります。

テール部分にたくさんのボリューム(浮力)を確保しているため、ロングボードのようなグライド感を得ることができます。

パフォーマンス型のショートボード に比べると動きにくくなりますが、技術のあるサーファーであれば容易に乗りこなすことが可能です。

アシンメトリーサーフボード

アシンメトリーのサーフボードも、『オルタナティブ』と呼ぶことができます。実は長い歴史があるのが、アシンメトリーのサーフボードです。

アシンメトリーのサーフボードもオルタナ系?

『既存のものの代わりになる何か』と考えれば、まさに『オルタナティブボード』と呼ぶことができるのではないでしょうか。

フィッシュとシモンズがレトロ系なのだとすれば、アシンメトリーは『異色なオルタナティブボード』です。

自分自身は、アシンメトリーのサーフボードに乗ったことがないのですが、近いうちにぜひ試してみたいと考えています。

オルタナティブボードの選び方

オルタナティブボードは、自由に選ぶべきです。

選ぶ際の注意点は?

オルタナティブボードに、『多めの浮力』があることが大前提です。長さが短いからと言う理由で、パフォーマンスボードと同じ浮力を選ぶのはオススメできません。

オルタナボードを選ぶときは、『適正浮力』という言葉を忘れてください。

どうして適正浮力を気にしないでいいの?

適正浮力というのは、サーフボードメーカーが作り出した『パフォーマンス型サーフボード選び』のための数値でしかないからです。

浮力過多のオルタナボードを選べば、グライド感があるぶっ飛んだスピードで『ダウンザライン』を描くことができるはずです。

まとめ

『オルタナティブはこうでなければダメ』と決めつけてしまうのはよくありません。

自由な発想の元で削り出したサーフボードは、乗り手にも柔軟な考えが求められます。教科書通りの動きをしているだけでは、オルタナティブボードの本領は発揮されません。

自由に、波乗りを楽しむ。

そんな姿勢でいられたら、オルタナティブボードの力が発揮されるはずです。

自由なサーフィンをやりたいと感じたら、迷わずオルタナティブボードを選んでみてください。知らないうちに、自分だけの格好いいサーフィンのスタイルが確立されること間違いなしです。




サイト運営者の紹介

齊藤剣介

サーフフォトグラファー齊藤剣介

1984年生まれ。2012年、ニュージーランドに移住。波乗りに明け暮れながら、サーフフォトグラファーとしても活動している。北海道出身。

サーフフォトグラファーとしての実績
2017 Unsplash awards short listed
2018 Sony world photography Awards commended

※記事内で使用されている写真の大半は、個人で撮影したものではありません。