シングルフィンセッティングの常識が通用しないサーフボードシェイプとは【フィン取り付け位置に悩んでいる人へ】

シングルフィンのセッティングにおいて定説とされているのが、『前にセットすれば回転性があがり、後ろにセットすれば […]

シングルフィンのセッティングにおいて定説とされているのが、『前にセットすれば回転性があがり、後ろにセットすれば直進性が高くなる』というものです。

しかし、その定説が通用しないサーフボードシェイプが存在します。そのサーフボードとは、テールが非常に薄くシェイプされているものです。

シングルフィンの取り付け位置に四苦八苦している方は、テールの形状を確認して見ましょう。もし薄いテールのサーフボードを使用しているのであれば、フィンをなるべく後ろ側にずらして見てください。

それだけで、サーフボードの性能が大きく変わるはずです。

シングルフィンのセッティングに悩んでる人のための解決策

フィンセッティングの常識が通用しないサーフボードが存在する理由

テールが非常に薄いサーフボードシェイプの場合、フィンボックスの取り付け位置が通常より前側になります。

どうしてそうなるの?

その理由は、フィンボックスの厚みに対して必要なスペースが、テール部分で確保できないからです。一般的なシングルフィンボックスはこちらです。意外と厚みがあるのが、写真からでもわかるはずです。

厚みがあるフィンボックスを無理に薄いテールに取り付けようとすると、サーフボードからはみ出てしまうのです。

そうすると、テール部分の強度を下げてしまう原因にもなります。

シェイパーはこの場合、フィンボックスを前側気味に取り付ける以外方法はありません。

わかりやすく説明すると?

こちらの写真をご覧ください。

テールが極端に薄いサーフボード

こちらの写真は僕の所有している7’0のミッドレングスなのですが、テールが非常に薄いシェイプになっています。

写真を見れば、フィンボックスが通常よりも前側(ノーズ寄り)に取り付けられていることがわかるはずです。そうすると困るのが、シングルフィンのセッティングです。

このサーフボードの場合、一番前側に設定すると動きすぎてサーフィンが難しくなります。真ん中でもまだまだルーズすぎです。結局落ち着いたのは、一番後ろの位置にシングルフィンを取り付けるセッティングでした。

テールが薄いサーフボードはフィンの位置が通常と異なる

テール部分が極端に薄いサーフボードの理想的なフィンセッティングとは

テールの形状が極端に薄いサーフボードで、回転性を上げるためにフィンを一番前にセットした場合について考えてみましょう。

通常であれば、回転性があがるシングルフィンのセッティングですが、ここでは違う結果になります。

どんな結果?

一番前にフィンをセットすると、サーフボードがルーズになりすぎてしまうのです。波に乗っている間、サーフボードは非常に不安定になり、コントロールが難しくなります。

テールが薄いサーフボードの場合は、シングルフィンを一番後ろにセッティングして見てください。

一番後ろでもサーフボードは動かせる?

テールが薄いとレールが波に食いつきやすいため、一番後ろにずらしたセッティングでも十分サーフボードを動かせるはずです。そこから好みでフィンの設定を前側(ノーズ側)へずらしていくのが、一番オススメの方法です。

まとめ

フィンの設定に関する『定説』はあくまでも、一般論であり絶対ではありません。人それぞれ感じ方は違いますし、シングルフィンの設定の仕方にも好みが存在します。

一番大事なのは、一般論に縛られずいろいろなセッティングを試してみることです。それを繰り返すことで、自分に最適なシングルフィンのセッティングが必ず見つかります。

どうしてもフィンセッティングの答えが見つからない場合、グラスオンフィンのサーフボードを試してみるのもひとつです。グラスオンフィンはフィンの位置を変更できないため、いい意味で諦めがつきます。

諦めがつくと不思議なことに、サーファーがサーフボードに合わせる努力を始めるものです。

今まで超えられなかった上達の壁も、『自分が変わる意識を持つだけ』で簡単に超えられることがあります。

もちろん、フィンのセッティングに頭を抱えるのも、サーフィンの楽しさの1つです。

まずは、いろいろなフィンのセッティングを試して見ましょう。きっと、その度に新しい発見があるはずです。




サイト運営者の紹介

齊藤剣介

サーフフォトグラファー齊藤剣介

1984年生まれ。2012年、ニュージーランドに移住。波乗りに明け暮れながら、サーフフォトグラファーとしても活動している。北海道出身。

サーフフォトグラファーとしての実績
2017 Unsplash awards short listed
2018 Sony world photography Awards commended

※記事内で使用されている写真の大半は、個人で撮影したものではありません。