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失敗しないウォータースポーツ水中撮影のコツ4つ【アクションカメラ・GOPRO・カメラハウジングで撮影】

今回の記事では、水中撮影のコツについてです。自分自身が、水中撮影で得た知識と経験を記しておきます。

水中撮影の一番のコツは、ひたすらシャッターを押しまくるということです。これは、水中撮影で一番大事なことです。

撮影機材がGOPROであれば、動画を撮影し静止画として後で切り取ることも可能です。気になる方はこちらの記事が参考になります。

https://blog.seiyamaeda.com/9014

備考)ウォータースポーツの撮影は主に水面で行いますが、『水中撮影』と一般的に呼ぶことが多いです。そのことから、ここでは『水中撮影』と呼ばせていただきます。

僕の撮影対象は、サーファーです。毎回海に入るたびにたくさんの失敗を繰り返して、ごく稀にいい写真が撮れます。

アクションカメラでもサーフィン水中撮影は可能

何が一番大事なの?

シャッターを切る前の事前準備も非常に重要です。

レンズが雲らないようにする工夫や、水滴がつかないようにすることも水中撮影において欠かせません。

今回は、自分の撮影した写真を例に、水中撮影のコツを紹介して行きます。僕のカメラ歴は非常に短いですが、誰かの役に立てば幸いです。

注意)海に入り、ウォータースポーツを撮影をすることは危険も伴います。必ず安全面では最新の注意を払ってください。

水中撮影を成功させる4つのコツ

レンズにロウを塗る【水滴対策】

レンズ(水に触れる部分)にロウを塗ると、水滴を弾きます。ロウを擦り付けた後、柔らかい布で拭き取ってください。

ろうそくがない場合はどうしたらいい?

ろうそくがない場合は、ガラコなどのガラスコーティング剤(車用品)でも代用できます。水滴をよく弾くため、撮影時にぼやけてしまうのを防ぐことができます。

ドームポートを使ってスプリットショット(半水面撮影)

ドームポートを使えばスプリットショットが可能になります。

スプリットショットって何?

スプリットショットとは、水面と水中を同時に撮影する技術のことです。スプリットショットをするとこのような写真が撮れます(こちらは自分の写真ではありません)。

スプリットショット(半水面撮影の方法)

普通のレンズではダメなの?

フラットのレンズポートでは、レンズと水面の境界線の距離が近すぎるため、うまく撮れません。

ドームポートがあれば水面の境界線との距離が生じて、より綺麗に撮影することが可能になるのです。

アクションカメラでは難しいですが、一眼レフで海に入るとレンズを交換することが可能になります。ボケ感があるだけで、サーフィンの写真をさらに引き立てることができます。

レンズの使い方にコツはないの?

望遠レンズとドームポートを組み合わせて使うと、下の写真のように面白いサーフィンの写真が撮れます。境界線がぼやけ、サーファーの存在がより大きく感じます。

半水面撮影でアクションスポーツの魅力がさらに引き立つ

水中撮影は日の出と日の入りの時間帯がおすすめ

朝日と夕日は、サーフィンの魅力を引き立ててくれます。明るすぎない太陽の光を利用すれば、海面からの反射が抑えられるため、幻想的な写真が撮れます。

朝が撮影に適してるの?

早起きは大変ですが、写真撮影がとても捗る時間帯です。逆光での撮影でも、シルエットが際立ちサーファーの存在感が増します。

この写真を撮影した日は、最高のコンディションでした。

ウォータースポーツ水中撮影のコツ

ピストルグリップを取り付ける

ピストルグリップを使用すれば、撮影範囲が広がります。

手を伸ばしての撮影が可能になるため、被写体との間でギリギリのポジションに自分を置くことができます。サーフィンの撮影であれば、波に飲まれるか飲まれないかの境界線に自分を置くことができます。

手ブレは多くなりますが、最近のカメラは問題なく補正してくれます。

まとめ

水中撮影は、本当に楽しいです。1時間以上かけて数百枚撮影したのに、一枚だけしかまともな写真が撮れなかったこともよくあります。

足がつっても泳ぐのをやめずに撮影を続けたのに、いい写真が一枚もなかったということもありました。

それでも写真を撮り続けている理由は、単純に楽しいからです。サーフィンの写真を撮っていると、たくさんの人たちが笑顔で話しかけてきてくれます。

いつもは笑顔で優しい人も、波に乗っているときは全く別の表情を見せてくれます。その表情を切り取ることができたら、とても嬉しい気持ちになります。

写真の技術はまだまだですが、これからも撮影を続けて行きたいと考えています。

もしも、海でみなさんにお会いすることがあったら、是非写真を撮らせてください。そのときは、何卒よろしくお願い致します。

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