価格が激安な一眼レフ防水ハウジングケースOutexの徹底レビュー。実際に使ってみた感想【利点と欠点】

今回の記事は、『Outexの防水ハウジングケース』を実際に使用したレビューです。 ミラーレス一眼や、一眼レフカ […]

今回の記事は、『Outexの防水ハウジングケース』を実際に使用したレビューです。

ミラーレス一眼や、一眼レフカメラを使用して水中撮影を行うためには、防水ハウジングケースが必要不可欠です。防水ハウジングケースの大きな問題点は、『価格』です。

メーカーから出ている純正のものであれば、10万円越えも珍しくありません。カメラのモデルごとに違うハウジングケースが必要で、1つずつ揃えていくと出費が重なります。

Outexのケースを購入した大きな理由は以下の2つです。

  • 安い
  • ケースが使いまわせる

僕が現在水中撮影に使用しているカメラは、オリンパスの『OM-D EM10 Mark2』です。近いうちにカメラをアップグレードする予定があったので、OUTEXのケース購入を決めました。

OUTEXの完成度に点数をつけるとすれば、100点中70点といったところです。商品としてのアイディアは素晴らしいのですが、完成度や操作性に関して不満が残りました。

水中撮影に使える防水ハウジングケースを販売している有名メーカーは以下のようになります。

【参考元記事】一眼カメラで使いたい海外製防水ハウジングメーカーはコレ!

Outex防水ハウジングケースを装着したカメラ

Outex防水ハウジングケースの利点

価格が安い

Outexの大きな利点は、『価格の安さ』です。他社製の防水ケースと比較すると、半額以下で購入できます。

カメラを変更しても防水ケースを使いまわせる

カメラを変更しても防水ケースを新たに購入する必要がないことは、Outexの大きな利点だと言えます。

通常防水ハウジングは、カメラ個々のデザインに合わせて作成されています。新しいカメラを購入した場合、違う防水ケースが必要になるのです。Outexの場合は、カメラを変更してもケースを使いまわせるため、非常に経済的です。(レンズ径が変わった場合、新たにアダプターを購入する必要があります)

軽い

特殊なゴムが主な材料なので、ケース自体は非常に軽いです。カバンに入れてもスペースを取らないため、旅行に適した防水ハウジングだと言えます。

新商品の透明OUTEXケース。非常に軽い

Outex防水ハウジングケースの欠点

装着が困難、慣れるまでに時間がかかる

Outexのケースは、装着に慣れるまでかなりの時間を要します。1分以内での装着は不可能です。慣れた今でも、平均して5分ほど装着までに時間がかかります。カメラをケースに入れるためには、ゴム製の防水ケースを手で広げる必要があります。それなりに力が必要な作業です。

カメラの鋭利な部分で、ケースに傷がつかないように用心しなければなりません。

慣れても装着に時間がかかる

ねじで締め付ける部分の力加減が難しい

個人的には、これがOutexの最も大きな欠点だと思います。

Outexのケースはレンズ装着部分に縁(ふち)がある構造になっており、それが『Oリング』の役目を果たします(下写真参考)。これに特殊なワッシャーを一枚挟み込み、ねじで締め付けていきます。

Oリングの役目も果たしているケースふち部分

特殊な構造のOutexのワッシャー部分

このネジの締め具合が、なんともわかりにくいのです。いつも限界まで締め付けていますが、そうなると取り外しが非常に難しくなります。

値段が高いカメラを水中に持って行くときに重要なのは、『確実に防水されているという安心感』です。Outexには、その『安心感』がありません。海に入るたびに、ネジがちゃんと閉まっているのかという疑問と不安が頭をよぎるのです。

Outexのケースを使用して一度も浸水したことはありませんが、『水が入ってきそう』という不安感は未だにあります。

軽く閉めて防水テストをしてみましたが、浸水の痕跡はありませんでした。ただし、激しい動きが要求される撮影現場では、ネジをきつく締め付けたほうがよさそうです。構造上、ゴム製ケースを強く引っ張るとネジ部分から抜けてきてしまうからです。

防水されているのか不安になる構造とも言える

ネジの部分に砂が噛む

これもネジ部の欠点です。サーフィンの撮影を主にしている僕の場合、どうしても砂がケースに付着することがあります。その砂がネジ部に噛んでしまったことがありました。

撮影終了後には、取り外す前にカメラハウジングを注意深く洗い流す必要があります。

ネジの締め付け具合の確認が難しい

ケース装着時にカメラのダイヤル操作が難しい

ボタン類の操作は、すべてゴム製のケースの上から行います。やわらかく強度の高いゴムなので、ボタンは比較的楽に押すことができます。ここで問題になるのが、ダイヤル類のボタン操作です。ダイヤルを回して、モードを変更したのですが、うまく操作できないことが多々ありました。ダイヤル部分とともに回ったゴムケースが戻ろうとしたときに、ダイヤルも戻ってしまったのです。

操作のコツを掴めば、ミスなくダイヤルを回せます。ただし、慎重なダイヤル操作が必要です。

透明Outexケースは、同様の事例は発生しませんでした。

新商品である透明バージョンのOutexハウジングは、素材に若干の改善が見られます。

旧タイプのカバーと比べると、よりシリコンのような感触に近づきました。透明であることを考えると、siliconゴムを主原料としているのかもしれません。

下の写真の透明型ケースは、大型の一眼レフカメラのサイズのものです(小型のカメラにも使い回すことができます)。

大型の一眼レフカメラにも対応した防水ハウジングケース

Outex防水ハウジングケース購入をお勧めできる人

Outexの購入をお勧めしたい人は、以下のようになります。

  • 予算を抑えたい人
  • 初めての水中撮影に挑戦する人
  • 頻繁に使う予定がない人
  • 防水ハウジングケースを他のカメラでも使用したい人

先述したように、Outexの大きな利点は価格の安さにあります。水中撮影に挑戦したい人にも手が届きやすい、リーズナブルな価格帯だと言えます。水中撮影をOutexで経験してから、他社製のウォーターハウジングにアップグレードするのも1つの方法です。

Outexのもう1つの大きな利点は、『防水ケース』を使いまわすことができることです。数種類のカメラで水中撮影に挑みたい人にとっては、素晴らしい選択肢です。

価格面では圧倒的に他社製防水ハウジングをしのぐ

まとめ

水中撮影は、サーフィンを魅力的に捉えるためには必要不可欠なものです。GoProなどのアクションカメラでも水中撮影は可能ですが、写真のクオリティを求めるのであれば防水ハウジングの購入を検討するべきです。

【関連記事】『GOPRO HERO6』でサーフィンを撮影!【スローモーションが進化】

個人的には、Outex防水ハウジングケースの購入に後悔はありません。もちろん、商品として改善してほしい部分はいくつかあります。

『使いまわせるケース』であることと『価格の安さ』を考えると、購入する価値は十分にあ流と思います。

最後に、Outexのケースを使用して撮影した写真を数枚ご覧ください。購入の参考になれば幸いです。

Outexのケース購入はこちらから→Outex公式ホームページ

水中から撮影した写真には特別な魅力がある

Outex防水ケースを使用して撮影された写真




サイト運営者の紹介

齊藤剣介

サーフフォトグラファー齊藤剣介

1984年生まれ。2012年、ニュージーランドに移住。波乗りに明け暮れながら、サーフフォトグラファーとしても活動している。北海道出身。

サーフフォトグラファーとしての実績
2017 Unsplash awards short listed
2018 Sony world photography Awards commended

※記事内で使用されている写真の大半は、個人で撮影したものではありません。