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大きい波でワイプアウトしたとき、息を止める長さはどれくらい?

今回の記事は、一つの動画を参考にしながら、『ワイプアウトをした時の息を止めている時間』について考察します。

ワイプアウトをしたときに時間が長く感じるのは、サーファー誰もが経験したことがあるはずです。

1分ぐらい息を止めているように感じるけど・・・

それでは、実際に水中で息を止めている時間は、どれほどなのでしょうか?

サーファーの時間の感覚ではとても長く感じるものですが、実際にはほとんどの場合が30秒以内で水中に顔を出すことができます。

ワイプアウト中に息を止めている秒数の目安

【息を止めるコツとワイプアウトした時の対処法はこちら】

サーファーが実際に息を止めている時間について考察

参考にする動画は、ポルトガルのナザレの巨大な波です。

動画を見ていただければわかりますが、このサーファーは『最悪の状況』にいます。

どうして最悪なの?

ワイプアウトして水面に上がった後に、すぐに次のセットが直撃し、また海中に引きずり込まれてしまうからです。

動画内では、合計5セットの波がサーファーを直撃します。

またナザレの波は強烈なスープ(ホワイトウォーター)で、水面に上がった状態でも呼吸をすぐにするのが難しいのが予想できます。

備考)

  • 参考動画内のサーファーは、緊急時用のライフジャケット(浮き)を着用しています。
  • 動画内のサーファーは、大きな怪我なく生存しています。

実際に息を止めていたのはどれくらい?

以下が、今回の動画内でサーファーが息を止めていた時間です。

00:12   ワイプアウト発生(呼吸ができない状態)

00:28   水面に顔を出す(息を止めていた時間は約16秒)

00:30    2セット目の波が直撃し、再び水中へ(呼吸できたのは2秒ほど)

00:48    水面に顔を出す(息を止めていた時間は約18秒)

00:53    3セット目の波が直撃し、水中へ(呼吸できたのは5秒ほど)

01:12     水面に顔を出す(息を止めていた時間は約19秒)

01:19      4セット目の波が直撃(呼吸ができたのは7秒ほど)

01:29      水面に顔を出す(息を止めていたのは10秒ほど)

01:40      5セット目の波が直撃(呼吸ができていたのは11秒ほど)

01:52      水面に顔を出す(息を止めていたのは12秒ほど)

00:57      救出される

今回のワイプアウトで、『サーファーが最長で息を止めていた時間』は、約20秒です。

サーフィン中の息を止める長さについて

まとめ

いかがでしょうか?

ナザレの波を、5セットです。時間だけ見れば、『あれ?それだけなの?』と思う方もいるかもしれません。

波のタイプによっても、ワイプアウトの時間は変わってきます。

一気に海底まで持っていかれるパターンもありますし、ホワイトウォーターのせいで水面に上がれない場合もあります。

ただ、波と波の間にできた呼吸は、陸上でするものと大きな違いがあります。今回の動画のような状況の場合、きちんと呼吸ができていたかも疑わしいです。

それに加えて、水中で体はぐるぐると回されて、心拍数も大きく上昇しています。自分であれば、2セット目の時点で失神していると思います。

どうでしょうか?

それでもできると感じたのであれば、あなたはビックウェーブサーファーの素質があるかもしれません。

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