簡単にわかる!波の周期(間隔)について徹底解説【サーフィンのための基礎知識】

今回の記事は、『波の周期(間隔)』についての記事です。 波の周期とは、『波と波の間隔』のことです。一般的に、『 […]

今回の記事は、『波の周期(間隔)』についての記事です。

波の周期とは、『波と波の間隔』のことです。一般的に、『秒』で表されます。

波と波の周期でわかることを簡単にまとめると、以下のようになります。

  • 波の性質
  • 波のクオリティ
  • 波の大きさ
  • 波が発生した場所までの距離目安

【参考元URL】Forecasting Tutorial: Wave Period Explained(英語)

『周期』は、波を構成するひとつの要素に過ぎませんが、サーフィンにおいてとても重要な意味を持ちます。

簡単に説明できる?

周期を理解するのに鍵となるのは、『波が旅をして来た距離』です。周期が短ければ、近海で発生した波。周期が長ければ、遥か彼方の遠海で発生した波であることがわかります。

基本的には、短いよりも『長い距離を旅して来た波』の方がクオリティが高くなります。

その理由については、記事の後半で詳しく説明して行きます。

波の周期を理解することで、サーフィンの予報をより正確に分析できる

波の周期が長いときの特徴

  • 波と波の間の面がより整っている
  • 波のエネルギーが高い
  • バンクにヒットした時により綺麗な波が形成される

波の周期が短い時の特徴

  • 波と波の間の面が荒い
  • 波のエネルギーが低い
  • 波が綺麗に割れにくい

波の周期・秒数別の特徴

1−4秒

非常に弱く小さい波の周期です。『風波』で、サーフィンができる波を探すのはほぼ不可能です。

周期が短すぎると、サーフィンは不可能

5−6秒

サイズによってはサーフィンをすることはなんとか可能ですが、綺麗な波には程遠いスウェルが形成される周期です。

波が混じり合い、テイクオフのポイントを探すのも非常に難しくなります。

この段階も、近海で発生した低気圧によってできる『風波』だと言えます。

7ー9秒

この段階でもまだ『風波』ですが、サーフィンができる波の周期です。

スウェルが陸地に到達するときに『オフショア』が吹くことで、良いコンディションになることもあります。

ただし、その他の条件が良いことが必要不可欠になる波の周期です。いいサンドバンクやリーフ、オフショアなど、条件が重なれば十分にサーフィンを楽しむことができるはずです。

10−12秒

波のクオリティの高さが期待できるようになる、『波の周期』です。

このぐらいの波の間隔になると、『波と波の間の面』は非常にきれいに整えられています。風さえ合えば、クオリティの高い波が期待できます。

いいサンドバンクがあるビーチブレイクであれば、非常に期待感がもてる周期です。ただし、正しい方角のうねりが必要不可欠です。

波の周期が10秒以上になると、サーフィンができる期待度が一気に高くなる

13−15秒

周期が13秒以上になると、『グランドスウェル』と呼ぶことができます。

遥か遠い沖合のストームが作り出した波が、長い旅を経て陸地に到達します。

サーフスポットの天候に恵まれて悪い風が発生していなければ、素晴らしい波のコンディションを体感できるはずです。

これだけの波の周期があれば、スウェルはとても力強くなります。うねりの方角がサーフスポットに対して多少合っていなくても、ビーチに力強い波が到達する可能性が極めて高いです。

波のサイズも変わるの?

13秒以上の周期になると、予測される波の大きさよりもサイズが上がることが多くなります。

予報で波のサイズが小さくても、自分の目でセットの大きさを確かめてから入水するようにしましょう。

予報で小さい波のサイズでも波の周期がサイズを倍にすることも

16秒以上

16秒以上になると、非常に長い波の周期です。最大距離を旅して到達した、まさに『グランドスウェル』だと言えます。

多少入り組んでいるビーチやサーフスポットで合っても、非常に力強くパワフルな波が到達します。予報で波の大きさが3フィートであったとしても、倍以上のサイズになることが十分に考えられます。

入水する前に、必ずセットの大きさを確認してください。

【参考元URL】Wave Period(英語)

周期が大きくなると、波は力強くパワウルになる

周期(波の間隔)は長い方がいい

例えば、周期が5秒と15秒の波があったとします。この2つのスウェルを見比べた時、遠い距離を旅して来たのは『周期が15秒』の波です。

5秒の波は、近海で発生した低気圧の波であることが推測できます。

波が旅した距離で、どんな違いが生じるの?

この2つのスウェルを比べた時に、他の条件(風、潮の満ち引きなど)が同一であれば、周期が長いほうが面ツルで高いクオリティになる可能性が高くなります。

その理由は簡単で、長い距離を旅するうちに細かいさざ波が、地球の引力によって整えられるからです(小さいさざ波は旅をする過程で消え、大きなセットだけが残る)。

それと同時に、波は長い距離を旅する過程で、他の低気圧で発生した波紋(はもん)と重なり合い、より強いエネルギーを持ちます。

サーファーが待ち望むのは、より整ったエネルギーの高い波です。それを推測するのに役に立つのが、『波の周期』なのです。

遠海で発生した低気圧が、力強い波を作り出す

周期が長くても、近海で発生した低気圧で台無しになることもある

遠くから旅をして来た波も、悪い条件が重なってしまうとクオリティが低くなってしまうことがあります。

例えば、陸に到達する直前に『近海で発生していた低気圧』の影響を受けてしまうことも、その1つです。

どういうこと?

せっかく整っていた『波の面』も、近海で他の低気圧の波紋を受けることで、再びぐちゃぐちゃになってしまいます。

波のサイズは大きくなりますが、そこから陸地までの距離が十分でないと、『ぐちゃぐちゃの波』のままで到着してしまうのです。

どんなに周期が長くても、到達する直前に台無しになってしまうことも

陸から遠い場所で、違う低気圧の波紋と混じり合うことは、プラスに働くことが多いです。サイズが大きくなっても再び長い距離を旅することで、整った綺麗な波が形成されるからです。

ただし、最終的に波が到達する日に強いオンショアが吹いてしまったら、全てが台無しになってしまいます。

サーフィンをするための『最高の波のコンディション』と出会えるのは、全ての条件が整った時だけなのです。




サイト運営者の紹介

齊藤剣介

サーフフォトグラファー齊藤剣介

1984年生まれ。2012年、ニュージーランドに移住。波乗りに明け暮れながら、サーフフォトグラファーとしても活動している。北海道出身。

サーフフォトグラファーとしての実績
2017 Unsplash awards short listed
2018 Sony world photography Awards commended

※記事内で使用されている写真の大半は、個人で撮影したものではありません。