長めのショートボードを選ぶ利点と理由

先日ポイントブレイクでサーフィンをしてきました。 波の大きさは、6フットから7フットだったと思います(サーファ […]

先日ポイントブレイクでサーフィンをしてきました。

波の大きさは、6フットから7フットだったと思います(サーファーは自分ではありません)。

ブレイクが遅いショルダーが張ってこない波

自分が使用したサーフボードは、5’2のツインフィッシュで、ボリュームは27リットルほどです(下写真)。

Dream fish by Tyler warren

波に乗ることはできましたが、『もう少し長めの板で入ればよかったな』と後悔しました。波に乗ってしまえば問題なのですが、後悔した理由はそれ以外の部分です。

どんな部分か簡潔に説明すると?

短いサーフボードを選んで後悔した理由を簡単に説明すると、このような内容になります。

  • 深めのポジショニングでのテイクオフが要求されるブレイクだった
  • ショルダーが張ってくるのがワンテンポ遅い波だった
  • 流れ(カレント)が強いサーフスポットでパドルがきつかった

おもな理由は、この3点です。

浮力が同じであったとしても、6’0の長めのショートボードを選んでいたら、これらの問題は解決できていたはずです。

どうして?

その理由は単純に、『長めのショートボードはパドルが早いから』です(ロッカーが極端に多くない場合に限る)。

一番速いサーフボードはどれ?

 

極端に短いサーフボードの場合、浮力があってもパドリングは体感できるほどに遅くなります。

短すぎるボードに乗った時に特に感じるのが、走り出すのが遅いことです。それらを考慮した上で、『その日の波に適した板』を選ぶ必要があるのです。

【とても参考になる記事】ミニボードは本当にテイクオフが早いサーフボードなのか?

長めのショートボードを選ぶ利点

パドルが速くなるから

長めのサーフボードに乗るべき一番の理由は、『パドルが速くなるから』です。

長めの板であれば、短いサーフボードよりも速くパドルができます。パドルアウト一つを取っても、大きな差が生まれるのです。

そのほかにどんな違いが?

サーフボードに長さがあれば、ショルダーの位置からパドリングを開始しても『波のパワーゾーン』に追いつくことが可能です。

その理由は単純に、『速くパドリングができてスピードに乗ることができるから』なのです。

長いショートボードのほうがパドルが速くなる

テイクオフの範囲が広まるから

短い板の場合は特に、『テイクオフができる範囲が狭まる』傾向にあります。

前側に浮力が多いショートボードであれば粘ることができますが、それでも長いほうが圧倒的に有利です。

【注意点】長めのショートボードの恩恵を受けるためには、適度にノーズ側に浮力があるものを選ぶ必要があります。

ノーズ側にボリュームがある代表的なサーフボードはこちら

 

 

テイクオフするポイントの波のタイプが、ややトロ目で掘れていない状況であると仮定します。

このような状況の波で、短く浮力のない板でショルダーからテイクオフしようとすると、ほとんどの確率で失敗します。

どうして?

極端に短い板でとろい波をテイクオフする場合は、より力のある深い場所からパドリングする必要があるからです。

『ブレイクする波の奥にポジショニングすること』は、テイクオフの難易度を上げます。仮にベストな場所にいたとしても、アウト側から長めのサーフボードで来た人に、波を取られてしまうからです。

ポジショニングが有利なのも長めのショートボード

簡単に説明すると?

誰もいないポイントブレイクであれば、短い板でも好きな場所にポジショニングできます。深い場所からテイクオフも出来るでしょうし、だれもいなければインサイドで待つことができます。

問題なのは、他の多くのサーファーがポイントで波待ちをしていた場合です。

自分のような中級者は特に、そのような状況では長めのショートボードを選ぶ必要があるのです。

カレントの流れに対応しやすいから

強いカレントがあると、自分のポジションを維持するために想像以上の体力を使うものです。

そのような状況で極端に短いショートボードを選んでしまうと、ポジションをキープするのが大変になります。

それの何がいけないの?

セットが入った時に『自分がいるべき場所』にポジショニングできなければ、波に乗れません。

長めのショートボードを使えばポジションを保つことも容易になり、結果として多くの波に乗れることになるのです。

 

まとめ

先日のセッションでは、『波に乗れた本数』がいつもより少なかったです。でもそのおかげで、いろいろな学びがありました。

波にサイズがあったので、ツインフィンはいつにも増して風のように走ります。波のフェイスにガッチリと張り付く感触が気持ちよくて、最高のセッションでした。

シングルフィンやボンザーも面白いですが、『張り付き具合の気持ち良さ』でいえば『ツインフィン』が一番だと個人的には思います。

それぞれの波で見せる、サーフボードそれぞれの可能性。

状況に応じたサーフボード選びは難しいですが、それもまた「サーフィンの楽しみ方の一つ』なのではないでしょうか?

 

ツインフィンのサーフボードはこちら




サイト運営者の紹介

齊藤剣介

サーフフォトグラファー齊藤剣介

1984年生まれ。2012年、ニュージーランドに移住。波乗りに明け暮れながら、サーフフォトグラファーとしても活動している。北海道出身。

サーフフォトグラファーとしての実績
2017 Unsplash awards short listed
2018 Sony world photography Awards commended

※記事内で使用されている写真の大半は、個人で撮影したものではありません。