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ミッドレングスが小波専用ではない理由

僕たちサーファーはどうしても、『波に適したサーフボード』を選ぼうとしてしまいます。

  • ミッドレングスはショートで入れない小さい波の時に使うもの

と決めつけてしまうのも、そのひとつです。

今回の記事では、ミッドレングスが小波専用ではない理由について書きました。

ミッドレングスの利点【大きい波で生きる長所】

最初にミッドレングスの利点をおさらいして、本題に入ります。

ミッドレングスの利点は、以下の通りです。

このリストを見れば、なぜ大きい波でミッドレングスが大活躍するのか理解していただけるはずです。

  • パドリングが速くなりうねりから乗れる
  • テイクオフがしやすい
  • ポジショニングの幅が広がる
  • 長さがあるので速度が上がってもバランスを取りやすい
  • フェイス全体を使ったターンができる
  • カレントに負けないパドリングができる

ミッドレングスは波のサイズが上がっても使える

そもそもミッドレングスは、小波専用ではありません。

サイズのある波でも、十分に楽しむことができるポテンシャルを持っています。

パドルアウトできなさそう。

頭以上のサイズになると、確かにパドルアウトにはコツが必要です。

ダックダイブの深さはどうしても浅くなってしまいますし、ビーチブレイクではなかなか沖に出ることができません。

沖にさえ出ることができれば、ミッドレングスは強烈な存在感を示してくれます。

ミッドレングスこそ真のオールラウンダー

ミッドレングスこそ、真のオールラウンダーです。小さい波から頭以上の波でも、思う存分サーフィンができます。

できることが少なそうだけど・・・

ミッドレングスは、大きな円を描いたカービングターンはもちろんのこと、バレルに入ることも十分に可能です。

自分自身の経験から言えば、重さのあるミッドレングスの方が、頭サイズのバレルであれば安定したラインどりができます。

簡単に小手先で動かせないことが、サイズのある波の時に役に立つのです。

長さのあるミッドレングスはパドリングがとにかく速い

長さのあるミッドレングスは、パドリングが必然的に速くなります。その利点が、大きくて速い波にとても有利に働くのです。

ショートボードでは乗り過ごしてしまうような波も、確実にゲットできるのがミッドレングスです。形状に違いはあれど、ビッグウェーバーたちが長い板を使うのも、そこに理由があります。

どんな場面でミッドレングスは使える?

特にポイントブレイクの場合、長さのあるミッドレングスは圧倒的に有利になります。

ミッドレングスであればうねりから乗ることもできますし、波数も自然と増えてくるからです。

ほかに利点は?

サイズがあってもテイクオフがワンテンポ速くなり、ポジショニングの幅も広がります。

強いカレントに負けないぐらいのパドル速度も実現でき、ミッドレングスはいいとこづくしなのです。

短いサーフボードだとどんなことが起こる?

自分自身は、ダブルに近い波のサイズの時に、5‘2のフィッシュでポイントブレイクに入ったことがあります。カレントがキツかったため、あっという間に流されてしまいました。

そのようなコンディションこそ、ミッドレングスが生きるときです。

パドル力があればショートの方がいいんじゃない?

もちろん強靭なパドル力があれば、短いサーフボードでも問題ありません。

それでも確かなのは、ミッドレングスはサーファーのパドル力とスピードを補ってくれるということです。

まとめ

サーフボードの選択は、常に自由であるべきです。

波のサイズだけでサーフボードの限界を決めてしまうのは、サーフィンの可能性を遮断してしまうのと同じことだと思うのです。

何事も決めつけるのではなく、柔軟に挑戦してみることが大切です。

誰かにとってはその日のコンディションで使うべきではない板でも、違う人が乗ると『新しい可能性』を必ず見出すことができます。

そもそもそうやって、サーフボードも変化してきたのではないでしょうか?

ステレオタイプ的な決めつけはやめにして、『サーフボードの可能性を広げること』に挑戦していってみましょう。

その挑戦の先で、新たなサーフィンの魅力に出会えますように。

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