もっと自由な発想で他の人がしないサーフィンのスタイルを習得するためにどうしたら良いか考察

サーファーにはそれぞれ、憧れるスタイルを持つサーファーがいるものです。 競技サーフィンのアスリートのように、ス […]

最終更新日:2018年9月11日

サーファーにはそれぞれ、憧れるスタイルを持つサーファーがいるものです。

競技サーフィンのアスリートのように、スプレーを飛ばせるようになりたい人。フィリッペ・トレドのように、エアーを華麗に決めるスタイルに憧れる人もいるでしょう。

アレックス・ノストのような自由でクネクネしたサーフィンに憧れる人もいるはずです。

僕自身が憧れるのは、『自由な発想で固定概念に囚われないサーフィン』です。

自由なサーフィンとは何か

 

サーフィンのスタイルとは何か

こちらの動画をご覧ください。ジャレド・メルのサーフィンです。特に注目なのは、『0:15』から始まるバレルになるシーンです。

こんなパフォーマンスをするサーファーを、見たことがありますか?

面白いサーフィンをするな、とついつい見入ってしまうはずです。

このような動きは、サーフィンの教科書通りではありません。だからこそ、とても魅力的に映るのです。

変な動きをしているだけなのでは?

もちろん人それぞれ『格好いいスタイルの定義』は違うので、人によっては『変なサーファー』と感じる人も中にはいるかもしれません。

ただ、僕自身が考える最高のサーフィンのスタイルとは、『自由でオリジナルで誰も見たことがないもの』だと考えています。究極なスタイルを持っているサーファーになるためには、常識に捉われるべきではないのです。

きっとサーフィンの『スタイル』は、常識を逸した動作から生まれるのではないでしょうか。

横並びのスタイルにならないようにするための秘訣

自由な発想で波に乗ることこそ、サーフィンのスタイルの極意

競技サーフィンのトップを目指すサーファーは、常に理想とされる正確無比な動きを追求する必要があります。それはアスリートとしてとても素晴らしいことであり、格好いいものです。

ただ、僕のような一般人レベルのサーファーがその動きを真似ようとすると、どこかぎこちのない格好悪いサーフィンになってしまいます。

それでは何を目指せばいいの?

一般サーファーがサーフィンのスタイルを見出すためには、自由に無理のない動きを心がける必要があるのではないでしょうか?

不思議なことに海に入れば、たくさんの一般サーファーが『採点をされるための動き』をしようとしていることがわかります。

『採点してもらうための動き』を習得しようとするサーファーに、自由な発想はありません。

プロのサーファーの動きを真似るべきではないの?

トップに当てにいかなきゃいけないという意識ばかり持って横に走ると、どこか緊張感のある肩に力の入ったサーフィンになってしまうのです。そこにあるのは、ただただカシャカシャしたロボットのようなサーフィンだけです。

ツバメがタカのように飛ぶことを目指しても、そこにスタイルを生み出すのは非常に難しくなります。

ツバメにはツバメの、それらしい飛び方があるのです。それはサーフィンでも、同じことが言えるのではないでしょうか?

模倣の先に『サーフィンのスタイル』が存在する

こちらの動画は、WSLのトップサーファー達がクラシックなキールフィッシュを乗りこなしている動画です。

 

リラックスして無理のない自然なラインを描く彼らのサーフィンは、とてもスタイリッシュで格好いいはずです。目指すべきプロサーファーのサーフィンは、この動画にあるものなのではないでしょうか?

 

新たな波乗りのスタイルは、過去のサーファーからは見出せない

どんな時代にも、技術の高いサーファーはいるものです。

ただし、新しいスタイルを生み出したサーファーは多くありません。

どの時代にもその都度、『サーフィンの教科書』が存在します。スポーツにおける教科書は、あくまでも過去の偉人を参考にした技術書でしかありません。

だれもがその偉人を目指し、教科書通りに技術の向上を図ります。そうすると自然と、だれもが似たような動きをするようになります。

これはすべてのスポーツにおいて、非常に重要なことです。

一般人のサーファーにおいてはどうなの?

そのような考えは、スタイルを見出す足かせになる可能性がある概念とも言えます。

肉体が出来上がっている一般の人がケリースレーターのサーフィンを真似しようとしても、そこにたどり着くことは永遠にありえないからです。

高すぎるレベルを目指しすぎるとそこに到達しないばかりか、『スタイル』を見出していくのも非常に難しくなってしまうはずです。

サーフィンでケリースレーターの動きを真似するというのは、ハンマー投げで室伏選手の動きを真似るのと同義語です。

どういうこと?

僕がハンマー投げで室伏広治選手の動きを超越するのは、絶対に無理です。仮に全く同じ動きをしたとしても、ハンマーは遠くへ飛んで行きません。

その理由は簡単で、僕の体には僕の体の限界点が存在するからです。

一般の人が目標にするべきなのは、『もっと近いレベルの人間の動き』です。そこを目標にすれば、スタイルが見出しやすいはずです。

最初のうちは『スタイル』を見出すために、誰かを真似する必要があるのは間違いのない事実です。ただ、真似をする人間を間違えるべきではありません。

格好いいサーファーとは何か

まとめ

僕自身はまだまだサーフィンのレベルが低く、誰かの真似をしている状態です。自由に空を飛ぶために、羽をばたつかせる『ひな鳥』みたいなものです。

その中から自分自身のオリジナリティを、現在見出そうとしています。

いざ波に乗ると、『自由な発想』でラインを描くことの難しさをただただ感じます。なんとなく、いつもの動きになってしまうのです。

真剣になればなるほど、その動きは固くぎこちないものになってしまうのを感じる日々です。

新たな動作を取り入れる手段の1つとして、友人が見ている前で面白い動きをすることも、『スタイル』を見出すことに役立つと考えています。

本物のスタイルを習得するまでの道のりはまだまだ先ですが、気楽に楽しみながら進んでいこうと思います。

 

 




サイト運営者の紹介

齊藤剣介

サーフフォトグラファー齊藤剣介

1984年生まれ。2012年、ニュージーランドに移住。波乗りに明け暮れながら、サーフフォトグラファーとしても活動している。北海道出身。

サーフフォトグラファーとしての実績
2017 Unsplash awards short listed
2018 Sony world photography Awards commended

※記事内で使用されている写真の大半は、個人で撮影したものではありません。