カツオノエボシに刺された時の対処法【応急処置とクラゲ対策】

先日サーフィンをしていたとき、僕の目の前で友人がカツオノエボシに刺されました。 友人を刺したクラゲは、カツオノ […]

最終更新日:2018年6月17日

先日サーフィンをしていたとき、僕の目の前で友人がカツオノエボシに刺されました。

友人を刺したクラゲは、カツオノエボシと呼ばれる極めて毒性の強いものです。

海外では通称『ブルーボトルジェリーフィッシュ』と呼ばれています。その名の通り、青いペットボトルのような見た目です。

カツオノエボシは危険なクラゲの1つ、対処法を覚えよう

カツオノエボシは、自分の意思で移動することができず、風や海流に乗り海を漂っています。

刺されるとどうなるの?

カツオノエボシに刺されると痛烈な痛みをもたらします。見た目が青いことから、海の中で発見することは容易ではありません。

カツオノエボシに刺された時の応急処置は、以下の通りです。

  • 触手をとる(素手で触らない)
  • 患部に45度以上のお湯を当て続ける(酢はかけない)
  • アイスパックで冷やす(患部を強く押さない、アイスパックを当てる前に触手を完全に取り除く必要がある)

気をつけなければいけないことは?

注意点

  • 刺されたクラゲの種類が不明な場合は、触手を取り除いたあと余計なことをせず病院へ直行してください。間違え対処法を行うと症状が悪化する恐れがあります。
  • カツオノエボシの毒は非常に強いです。中にはアレルギー反応が強く出て死亡するケースもあります。吐き気やめまい、発熱があった場合は直ちに病院に直行してください。

触手を取り除く【素手で触手を取り除かない】

クラゲの触手がまだ皮膚に付着している場合は、安全に取り除く必要があります(早急に取り除いてください)。

カツオノエボシは絶対に素手で触らない!!

素手で取り除こうとすると二次的に刺されてしまう可能性があります。近くにある木の枝やプラスチックの破片などを利用して取り除いてください。

タオルなどを使用して取り除く場合は、擦り付けないように十分気をつけましょう。

患部をさすったり擦ってしまうと毒が更に広がってしまう可能性があります。

取り除いたあと、クラゲに刺された箇所を素早く海水で洗ってください。

カツオノエボシの毒に対して酢はかけたらダメ

カツオノエボシに刺された場合は、酢を使用しないでください。触手や毒針を刺激してしまい、症状が悪化する恐れがあります。

【ウィキペディア】カツオノエボシ

45度程度の湯を患部に当て続ける(30分ほど)

僕の友人がカツオノエボシに刺された際は病院へ直行して、救急病棟に駆け込みました。友人の症状が酷かったのと、腕全体に触手がついていたのが理由です。

どんな処置がされたの?

病院で一番最初にされた処置は、『お湯を患部に当て続ける』ことでした(時間にして30分ほど)。

お湯に浸すのでなく、流れている温水であることが望ましいです。お湯を当て始めたあとは痛みをほとんど感じなかったそうです。

担当した医師から『45度以上の高温によりクラゲの毒のタンパク質が中和される』と説明を受けました。

クラゲに刺された箇所を浸す場合も、お湯を使用してください。

症状がひどい場合は無理をせず病院へ直行しましょう

刺された箇所を揉まない、擦らない

電気クラゲに刺された患部をさすったり、こすらないようにしましょう。毒が広がってしまう恐れがあります。

刺された場所を触ったらダメなの?

触手が取れたら、むやみに刺された箇所を刺激せず病院へ向かってください。

患部を冷やす場合は冷水を使わずアイスパックを使用する

お湯が手に入らない環境にいる場合、アイスパックで患部を冷やす方法もあります。

触手を取り除いたあと、冷水で冷やすようにアドバイスしているウェブサイトがありますが、それは間違いです。その理由は、刺された箇所を水に浸してしまうと浸透圧によって毒が回ってしまうからです。

じゃあどうすればいいの?

刺された箇所を冷やす場合は、アイスパックを使用する必要があります。冷やしている間、刺された箇所を強く押さえないようにしてください。

刺された箇所を冷やしながら、病院へ向かいましょう。

浜辺に打ち上げられている電気クラゲを触らない

カツオノエボシは絶対に素手で触らない

浜に打ち上げられて電気クラゲが死んでいたとしても、毒は発射されます。素手で絶対に触らないでください。

見た目が綺麗な青で透明なため、子供が興味本位で触ってしまう危険性があります。子供を連れて海岸を歩いている際には、気をつける必要があります。

カツオノエボシは見た目が綺麗なため、謝って触ってしまう危険性がある

クラゲに対してできる事前対策

フルスーツのウェットスーツで肌を保護する

物理的な対策ですが、最も効果があるクラゲ対策です。

フルスーツで肌を保護すれば、クラゲに刺される確率が激減します。クラゲ注意報が発令している場合は、暑さを我慢してでも皮膚を保護しましょう。

サーフィンなどで長時間海に入る場合は、ウェットスーツの着用を強くお勧めします。

クラゲ避けローションを塗る

市販されているクラゲ避けローションを皮膚に塗り、保護する方法です。

ワセリンを分厚く塗ることで同様の効果を得ることができますが、両方とも長時間海に入ると効果が半減してしまいます。

クラゲ避けローションやワセリンの塗布のみではなく、ウェットスーツの着用などの二重対策を取るのが最も安全と言えます。

まとめ

クラゲは小さいですが、時として人間に危害を加えます。

カツオノエボシは青色で海に溶け込んでいるため、夢中になって遊んでいたらクラゲの存在に気がつくことは難しいでしょう。

僕自身、スリランカにサーフトリップに行ったときにクラゲに刺されました。クラゲの触手を取り除くのは、痛みが伴います。触手が触れた部分がミミズ腫れになり、数日間痛かった思い出があります。

クラゲに対して油断せず、しっかりと対策をしてサーフィンを楽しみましょう。




サイト運営者の紹介

齊藤剣介

サーフフォトグラファー齊藤剣介

1984年生まれ。2012年、ニュージーランドに移住。波乗りに明け暮れながら、サーフフォトグラファーとしても活動している。北海道出身。

サーフフォトグラファーとしての実績
2017 Unsplash awards short listed
2018 Sony world photography Awards commended

※記事内で使用されている写真の大半は、個人で撮影したものではありません。